個人的評価:★★★☆☆

濃厚博多ラーメンで評判の「田中商店」と同じ系列店で、「田中商店」から北に100メートルほど離れています

浅くて小ぶり器の縁一杯に薄茶色のスープがなみなみと注がれていて、ほのかに豚骨臭?を感じました。脂の浮いたスープの上には、大量のチャーシューが喜多方ラーメンらしく並べられ、中央には刻みねぎがたっぷりねぎらーめんじゃなくても良いほど。スープを飲んでみると、鶏がら系の円やかな旨みを感じるあっさりとした優しい味わいで、煮干系の魚介風味が幾分たっています。

麺は縮れのある平打ち中太麺で、やや柔らかめの茹で加減です。ぷりっとした食感で喉越しはいい感じでした。

4枚ほど乗せられていたチャーシューは、小ぶりながらも肉厚で質の高そうな豚ばら肉で、表面はスモークされたように黒ずみ、断面はほのかにピンクがかっています。食べてみると、柔らかく弾力のある食感で、程よく脂身も付き、豚肉本来の質の高い旨みに加え、しっかりとした味付けがされていました

たっぷりの刻みねぎのシャキシャキ感もいい感じでした。刻みねぎの下には細くて色の濃いメンマがたっぷりと隠れてます。甘辛く煮込まれたメンマのコリコリ感も良く、あっさりとしたスープの脇役として存在感をアピールしてる

注目は、卓上に「特製唐華」なるものが置かれていて、「中華そば(こってり)と良く合います」と書かれてる。気になったので、投入するタイミングと分量を考え、麺を3分の2ほど食べ、スープが半分程度残った時点で、スプーンの半分程度を入れて味の変化を楽しみました。唐辛子をラー油に漬けたような感じで、スープがオレンジ色に染まりました。スープも少しピリ辛になり、美味しくいただけました。